ともに成長する組織を目指して、バイエルのピープルリーダーの挑戦

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2003年にバイエル薬品に入社し、医薬情報担当者(MR)としてキャリアをスタートさせました。営業部内でキャリアアップを果たし営業所長として活躍した後、マーケティング部門に異動。アンメットニーズを満たす戦略策定など、多岐にわたる業務を経験しました。現在は人材育成に対する強い関心を持ち、ピープルリーダーとして人と組織の成長に挑戦しています。これまでのキャリアでの転機や現在の職務について伺いました。 

スペシャリティケア営業 眼科領域  ピープルリード
坂田 亮子

現在、ピープルリーダーとして、どのようなことに注力されていますか? 

現在、私は営業本部において、眼科領域の医薬情報担当者の人材育成およびキャリアサポートに取り組んでいます。日々の対話を通じてメンバー一人ひとりの強みや課題を把握し、必要なフィードバックやコーチングを行いながら、それぞれが前に進めるよう支援しています。

その中でも特に意識しているのは、メンバー自身が「自分はどこを目指したいのか」「どのような姿に近づきたいのか」といったゴールを言葉にし、明確に意識できるようにすることです。自身のゴールが明確になることで、日々の業務の意味づけが変わり、行動にも一貫性が生まれてくると感じています。

具体的な目標設定は、メンバーの主体性を引き出し、持っている力を育てていく上で欠かせない要素であり、個人の思いと組織の方向性をすり合わせながら設定された目標は、単なる数値目標以上の意味を持ち、メンバーが前向きに挑戦し続けるための原動力になっているとも感じています。 

ダイバーシティを生かした強い組織をつくるために、大切なことは何ですか? 

まずメンバー一人ひとりが「自分の強みを仕事に活かせている」「ここで力を発揮できている」と感じられる環境を整えることが大切だと感じています。自分の強みや役割を理解し、前向きに挑戦できているとき、人は自然と行動の質や量を高めていきます。そのために意識しているのは、メンバー自身が自分を知るための機会を持てるようにすることです。自己分析に加え、周囲からのフィードバックを通じて、自分では気づきにくい強みや可能性に気づくことで、「これでいいんだ」「もう一歩挑戦してみよう」と思える瞬間が生まれます。そうしたフィードバックを受け取る経験の積み重ねが、次の行動につながっていくように感じています。

一方で、その前提として欠かせないのが、互いにフィードバックを交わせる関係性や風土だと考えています。立場や経験に関わらず意見を伝え合い、違いを否定せずに受け止められる環境があってはじめて、フィードバックは個人の成長につながるものになります。日々の対話や小さなやり取りの積み重ねが、多様な視点や経験をチームの力として活かす土台になるのだと思います。

日々試行錯誤ではありますが、個々の力を活かし合い、フィードバックを通じて成長が循環していく状態こそが、ダイバーシティを生かした強い組織につながっていく──そんな手応えを感じています。 

これまでのキャリアの中での障壁について、どのように乗り越えましたか? 

これまでキャリアを築く中で、仕事と育児の両立に悩んだ時期がありました。 
特に営業所長に就任した当初は、責任の重い業務が増える一方で、家庭や育児とのバランスにも向き合う必要があり、日々手探りの状態が続いていました。どちらも大切で妥協することはできない。しかし、「ここまでやれば十分だ」と割り切ることも簡単にはできず、着任当初は後ろめたさや迷いを強く感じていたことを覚えています。

そのような状況の中で、私の考え方を大きく変えるきっかけとなったのが、当時の上司の言葉でした。 
「誰かを真似るのではなく、君ならではの所長像をつくりなさい。」

私はそれまで「正解は何か」「こうあるべきだ」という理想像を外に求めすぎていたことに気づきました。完璧な答えを探すのではなく、自分の置かれている状況や価値観と向き合いながら、自分なりに考え続けていくことが大切なのだと捉え直すことができました。この考え方は、今でも私の信条の一つとなっています。

また同時に、自分一人の努力や自己研鑽だけでは限界があることにも気づかされました。一人で抱え込んで行き詰まってしまうような場面でも、上司や同僚、メンバーに相談し、それぞれの経験や視点を合わせることで、状況を整理し、次に取るべき行動が見えてくることがありました。こうした経験を通じて、「一人では難しくても、考え続け、周囲の力を借りながらであれば前に進むことはできる」という感覚が、自分の中に少しずつ育っていったように思います。

現在も試行錯誤の連続ではありますが、だからこそ一つ一つの経験を糧にしながら、目の前の課題に向き合い続けていきたいと考えています。 

キャリアの転換をもたらした出来事があれば教えてください。 

私のキャリアにおける大きな転換点は、営業所長として人材育成と本気で向き合った経験でした。 
年齢も経験も価値観も異なるメンバーとチームを率いることになり、当初は思うように成果を出せず、決めたことが実行に移らない場面も多く、もどかしさを感じる日々が続きました。「なぜうまくいかないのか」「自分はどう関わるべきなのか」と自問しながら、試行錯誤を重ねていきました。

そうした中で私が意識するようになったのは、全員を同じ方向に無理に引っ張るのではなく、一人ひとりと向き合い、「この人の強みはどこにあるのか」「どの役割で力を発揮できるのか」を考え、主体的に活躍できる場をつくることでした。役割や任せ方を見直す中で、それぞれが自分の役割に納得感を持って取り組むようになり、チームとしても少しずつ成果が表れ始めました。

成果が見えてくるにつれ、メンバーのモチベーションや行動にも変化が生まれ、自信や達成感が広がっていく様子を間近で感じることができました。この経験を通じて、成果を出し続けるためには、戦略や仕組みの重要性に加え、それらを担う「人」とどう向き合うかが欠かせないのだと実感しました。一人ひとりと向き合い続けることが、結果としてチームの力につながっていく──その学びは、今も私の中に残っています。

それ以来、人材育成は、私がキャリアを考えるうえで大切にしている軸の一つとなっています。

やりがいを感じることは?

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私がやりがいを感じるのは、メンバーがチャレンジングな目標に向かって前向きに取り組み、その過程で少しずつ成長していく姿に伴走できていると実感できる瞬間です。自ら掲げた目標に向かって試行錯誤しながら進む中で、行動や考え方に変化が表れ、自信や手応えを感じている様子を見ると、私自身も大きなやりがいを感じます。

それは必ずしも若手や経験の浅いメンバーに限りません。これまで多くの経験を積んできたメンバーであっても、現状に留まることなく、より良い状態を目指して挑戦を続ける姿や、仕事にやりがいや自信を持って取り組んでいる様子に触れると、「人はいつでも成長できる」とあらためて感じさせられます。

人の成長は、すぐに成果として表れるものではありません。だからこそ私は、その過程に寄り添いながら、考えるきっかけや挑戦の機会を意図的につくることが、ピープルリーダーとしての大切な役割だと考えています。適切な問いかけや一歩踏み出すための後押しを通じて、メンバーが自ら考え、行動を積み重ねていく。その積み重ねが、結果として個人やチームの成果につながっていく状態を目指しています。そうしたプロセスに伴走し、考え、挑戦する姿に日々関われていること自体が、私にとって大きな喜びであり、仕事の原動力になっています。 

バイエルのピープルリーダーの熱意は、ともに成長し合い成果を共創する環境を育んでいます。バイエルでは社員に成長の機会を提供し、その可能性を最大限に引き出せる包括的な職場環境を目指しています。 

*取材した社員の所属・役職の表記は取材当時のものです。

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